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鼻中隔延長術 lip lift

【超危険!?】人中短縮で口が閉じなくなってしまう方の特徴を徹底解説!!

今回いただいたご質問は、

「八重歯を抜いてセラミック矯正を行ったところ、元々長かった鼻の下がさらに間延びして見えるようになってしまいました。そこで人中短縮と鼻中隔延長を検討しているのですが、どちらを先にした方が良いでしょうか?」

というもの。

実はこれらの手術を検討する前に、色々と気を付けなければいけないことがあるんです。

以下では順を追ってお答えしていきます。

セラミックの治療について


まずは、質問者の方が行ったというセラミック矯正について。

実は、「セラミック矯正」という言葉は正確ではありません。


矯正というのは「正しく治す」という意味ですが、セラミックの治療というのは、歯根の部分が全く正しくなっていないことが多いんです。

一般的にセラミックの治療は、前方に突出した唇を治すために行うことが多いのですが、3番目の歯(八重歯)を抜いてしまう場合、鼻の下の骨の支えを失うため痩せたようになってしまうことがあります。

結果として老けて見えたり、鼻の下がストンと落ちた格好になり、鼻の下が伸びたように見えることもあるのです。

人中短縮か鼻中隔延長か??

では既にセラミックの治療を行ってしまった質問者の方のような場合は、どんな治療を行うのが良いのでしょうか?

人中短縮と鼻中隔延長のそれぞれのケースを検討してみたいと思います。

人中短縮について

人中短縮とは、鼻の下の皮膚を一部切除し縫合し直すことで、鼻と上唇の間を短くする手術を言います。

間延びした鼻の下に対し、このような施術を検討されているということですが、現在、人中短縮という手術があまりにも安易に行われ過ぎているので、私としては一度立ち止まり考えてみてもらいたいなと思っています。

鼻下を切って縫うだけという風に簡単なものだと思っている人が多いのかもしれませんが、人中を短縮するというのは、二度と戻せない、難易度もリスクもかなり高い手術となのです。

ですので、まずは人中短縮を検討する前に、切除を行っていいのか駄目なのか、自身の適合性を以下のチェックポイントから判断するようにしましょう。

人中短縮ができるかどうかの判断方法(人中短縮術が失敗する人の特徴)

まず口をリラックスして閉じられるかどうか、その際に顎に梅干し皺が出ているかを確認ください。

リラックスして口を閉じられる方というのは、おそらく梅干し皺は出ないはずです。

もし口を閉じる際に、梅干しジ皺ができるようであれば、人中短縮はしてはいけません

基本的に口が閉じにくい人が口を閉じる場合、唇の下の筋肉(オトガイ筋)が収縮して唇を持ち上げる必要があります。

手術前の時点で、口を閉じるという動作に負荷が生じているというわけです。

この状態で人中を短縮してしまうと、ますます口が閉じにくくなり、顎も悪くなってしまいます。

それでも鼻の下の長さが気になるのであれば、まずは口を閉じやすくする処置を先に行い、余裕が出てきてから人中短縮を検討するというのが正しいやり方と言えるでしょう。

安易な人中短縮には気をつけて!!

人中短縮のリスクを見てきましたが、本当に気をつけてください。

現在、「切ってください」と言われ、「はい、切りましょう」というように、安易な人中短縮が多く行われていますが、そこから引き起こされるトラブルも消費者庁で問題になっているようです。

先ほどご紹介したセルフチェックも、自分でできる簡単な第一段階としてやってみてくださいね。

鼻中隔延長について

もう一つのご検討されている施術、鼻中隔延長。

鼻中隔延長とは、鼻に軟骨を移植し、高さや長さを整える手術を指します。

鼻の高さや長さの延長により、鼻下の影も伸びるため、相対的に上唇が短くなったように見えることが期待されます。

しかしながらこの方法に関しても、個々のお顔のバランスによるものですので、一概にお答えすることは難しいです。

元々のお鼻の形が長いのか、短いのかということや、どういう形が好みなのかということも考慮しながら手術の選択肢を検討していく必要があるでしょう。

要するに、人中短縮と鼻中隔延長のどちらを先に行うべきかという決まった答えがあるわけではないのです。

ご自身のお顔の特徴を把握し、慎重な検討を

ここまでご紹介しましたように、今回いただいた質問には、どなたにも当てはまる正解があるわけではありません。

①人中短縮ができるのか

②鼻中隔延長が必要な鼻の長さなのか

まずは上記の2点を確認してみてください。デメリットをご確認してから手術に望むことが、成功への第一歩です。鼻整形のダウンタイムについては下記の記事でご紹介しております。

鼻整形のダウンタイムは種類ごとに違う?現役美容外科医が徹底解説!!

安易に判断を下すのはなく、特徴を慎重に見極め、ご自身のお顔を大切になさってください。

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